こんにちは。タイプレイス株式会社のスタッフです。

今回は、埼玉県にある真鏡寺に行ってきました。オススメポイントをまとめましたので、是非ご参考にしてください!

真鏡寺は、埼玉県本庄市児玉町塩谷88に所在し、天台宗の寺院です。電車を利用するなら、JR八高線「児玉駅」から車で約10分。車の場合は関越自動車道「本庄児玉IC」から約20分。

この寺の歴史的な創建年は明らかではありませんが、案内によれば鎌倉時代の渋谷金王丸による建立と伝えられていて、由緒あるお寺という位置づけです。また、真鏡寺は地域の人々にとって、葬儀・法事・お墓・永代供養などを担う、日常に近い「かかりつけのお寺」としての役割を果たしています。

本堂まわりの風景は落ち着いており、四季折々の変化が感じられます。特に春には桜が映える様子も見られ、静かな境内でじっくりと拝観する時間を持つのもいいでしょう。

また、真鏡寺では「のうこつぼ(屋外納骨堂式の集合型墓地)」を備え、跡継ぎの問題や遠距離の方でも安心して納骨・供養できる体制を整えています。さらに、比較的新しい取り組みとして リーフログ本庄児玉 樹木葬墓苑 の整備も始まっています。

訪れる際は、住職や寺務所に連絡して拝観可否や法要などの時間を確認しておくと安心です。


周辺おすすめスポットと散策

真鏡寺を拠点に、児玉地域周辺には歴史、自然、文化に触れられる場所がいくつもあります。

雉岡城跡(城山公園)

真鏡寺から比較的近く、児玉町八幡山にある 雉岡城跡(城山公園)は、戦国時代初期に山内上杉氏の関連で築かれた城と伝えられ、現在は埼玉県の史跡に指定されています。公園内には大規模な土塁や空堀が残されており、地形を利用した曲輪の構造が観察できます。春には約300本のソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所としても知られます。

発掘調査も進められており、遺構の復元や発見成果が公開されるパネル展なども行われています。特に歴史好きの方には、城跡を歩きながら戦国期の遺構を肌で感じる体験ができます。

児玉三十三霊場めぐり

この地域には 児玉三十三霊場 という巡礼ルートがあり、児玉地区を中心に33か所の札所が点在しています。江戸時代、浅間山の噴火により犠牲となった方々の供養をきっかけに始められた巡礼とされています。

真鏡寺を含めて、この巡礼路をたどることでさまざまな寺院を訪ね、御朱印を集めたり、それぞれの寺が秘める文化や風景を感じながら歩く楽しみがあります。例えば、近隣には 光福寺(児玉三十三霊場二十九番・曹洞宗)もあり、境内には小円墳を利用して経石を埋納したエピソードも語られています。

長泉寺(藤の名所)

児玉町高柳にある 長泉寺 は、児玉三十三霊場31番札所。ここには樹齢約650年とされる「骨波田の藤」があり、4月下旬~5月上旬には見事な藤の花のトンネルが楽しめます。藤の花ファン、花の季節を意識した訪問ならぜひ立ち寄ってほしい寺です。

聖徳山本覚院

児玉三十三霊場11番にあたる 本覚院。山里にあり、静かな雰囲気の中でゆったりとした散策ができる場所です。


散策モデルコース & メモ

  1. 午前:児玉駅を起点にレンタサイクル(電動アシスト自転車)を借り、田園風景の中を走って真鏡寺へ。
  2. 真鏡寺で拝観・境内散策、寺務所で歴史話を聞いてみる。
  3. 午後:雉岡城跡へ移動し、土塁・空堀を歩きながら城跡公園を散策。
  4. その後、児玉三十三霊場を意識して、光福寺・長泉寺・本覚院などをめぐる。
  5. 巡礼ルートの中で御朱印を受けつつ、途中で地元のそば屋やカフェで休憩。
  6. 日没前に再び真鏡寺近辺へ戻り、夕刻の静かな境内の風景に浸る。

まとめとおすすめポイント

  • 真鏡寺は「地域に根ざすお寺」として、供養や拝観の柔軟性を備えており、伝統と現代の折り合いを感じられます。
  • 雉岡城跡は、戦国期の城郭遺構が比較的良く残っており、春の桜と合わせて楽しめるスポットです。
  • 児玉三十三霊場めぐりは、寺院巡りと地域との出会いを楽しむ散策にぴったり。
  • 長泉寺の藤や本覚院など、季節や時間を意識した訪問で、より豊かな体験ができます。